世界遺産、歴史ネタならおまかせください!の、ゆきまろです。
外海は何度訪れても、新しい魅力の発見・感動との出会いが待っている素敵なところですよ(^^)


愛知県からお越しの安達様一行です。
中学校の先生方をしていた方々で、向学心が強く時間も忘れて熱心に見学されているのが印象的でした。
写真は遠藤周作文学館から写したものです。後ろに写ってるのは池島で、九州最後の炭坑の島です。
池島の周囲4Kmに広がる海底炭坑で池島から数百メートルエレベーターで下ると列車に乗り、列車を降りるとマンベルトと呼ばれる人用のベルトコンベアにで作業場まで、炭坑の壮大さに驚きを隠せません。
2001年に廃坑にはなりましたが炭坑体験ツアーが出来ます。


映画『母と暮らせば』で、吉永小百合と嵐の二宮和也が寄り添って歩く感動のラストシーンが撮影された黒崎教会です。
1920年に完成したロマネスク様式の教会でレンガ造りの教会としては平戸の紐差教会に次ぐ規模です。

教会堂の中はまさに神聖な空気が漂っていると感じられる場所です。


ドロ神父記念館の隣にあるレストラン『ヴォスロール』です。
(ド・ロ神父の出身、フランスのヴォスロール村にちなんだ名前ですね)
お任せコースで注文、これで800円とは安い!(^-^)/ しかも美味い!(^-^)
ちなみに今回は行かなかったですが、黒崎に『久栄』魚料理店があり『イカ定食2,500円』が絶品です。
この店の近くの神浦川は清流日本一になったこともあり、そのプランクトンを食べて育ったイカが美味しいので、地元の漁師さんたちも食べに来るそうです。


旧出津救助院にある授産場の2階です。
授産場は、漁業による海難事故にあって父親を亡くした妻や子供がの悲惨な生活を知ったドロ神父が、女性の自立支援の作業場として建て、織物や縫い物、素麺、マカロニ、茶、かんころもちなどの食品加工を行った場所です。
写真の柱時計やオルガンはドロ神父がフランスから取り寄せたもので、柱時計は1時間に4回鐘がなり、その度に皆で短いお祈りをします。つねに神様と共にいるのを自覚する為だそうです。オルガンはシスターが来訪者くれば、そのやさしい音色を聴かせてくれます。


ドロ神父が建てたゴシック様式の出津教会です。
この教会は世界遺産暫定リストに掲載されており、世界遺産になれば来訪者が多くなるのでゆっくり見学されたいなら来年の夏までが良いでしょう。
木造(中はレンガ造り)、風が強い地域の為で屋根は低く造られています。
和洋折衷が特徴の白漆喰壁が綺麗な教会堂です。


出津教会の巡回教会として神浦・大野地区の信徒(26戸)の為に、ドロ神父が自費を投じ、信徒の奉仕によって建てられた大野教会です。
こちらも世界遺産暫定リストに登録されています。玄武岩の切石を漆喰で固めた『ドロ壁』が特徴で、室内は和風の教会です。
ここから東シナ海を望み、五島列島を遠望できます。


夕日が丘そとめから見える昼間の景色と夕日です。
この日の昼間の海はどこまでも青く、遠藤周作の文学碑の一節が想い興されました。

夕日はこちらの名物でもあって、駐車場に入りきれないほどたくさんの見物人がいました。
正に絶景でした。